読書感想文が夏休の宿題に!最大の難関・・・という経験がある方がいるでしょうね。
特に、小学校低学年で読書感想文が苦手という子が多く、保護者の方も上手く書かせられずに困っているのではないでしょうか?
ここでは低学年におすすめの本や読書感想文を書くコツについて書きました。低学年のお子さんがいるお母さん方は、ぜひ参考にして下さい。
読書感想文 低学年におすすめの本
読書感想文を書くとき、まず悩むのが「どの本を読むか」です。
正直、何でもいいんです。特別なコンクールでもない限り、課題となる本が決められているわけでなく、本人が進んで読むことができれば、どんな本でも構いません。
中には、「図鑑を見て感想文を書いた」という体験談があるほどです。図鑑で読書感想文は極端な気がしますが・・・
しかし、これも結局は
・子どもが進んで読む本であれば、どんな本でも読書感想文は書ける
ということを表していますね。
では、子どもが喜んで読めそうな本には、どのようなものがあるのでしょうか?低学年ですから、絵本を中心に選ぶことをおすすめします。以下の10冊はいかがでしょうか?
フレデリック:ちょっとかわったのねずみのはなし(好学社)
レオ・レオニ/作 谷川俊太郎/訳
ないた(金の星社)
中川ひろたか/作
このよでいちばんはやいのは(福音館書店)
ロバート・フローマン/作 天野祐吉/訳
クレヨンからのおねがい!(ほるぷ出版)
オリヴァー・ジェファーズ/作 木坂涼/訳
あしたあさってしあさって(小峰書店)
もりやまみやこ/作
かあさんのしっぽっぽ(BL出版)
村中李衣/作
だいじょうぶだいじょうぶ(講談社)
いとうひろし/作
ふしぎなガーデン 知りたがりやの少年と庭(ブロンズ新社)
ピーター・ブラウン/作 千葉茂樹/訳
おたんじょうびのひ(朔北社)
中川ひろたか/作
ごめんねともだち(偕成社
内田 麟太郎/作
他にも、国語の教科書に載っている作者の作品を選ぶのも良いでしょう。
国語の教科書には「おすすめの本」が紹介されているページもあるはずです。どの本にしようか迷っているなら、お子さんの国語の教科書を見てみるのも一つの方法です。
読書感想文の書き出しは
本を読んで「いざ書こう!」としたものの、手が止まって進まない。そうなってしまわないためにも、書き出しをまずはクリアーする必要がありますね。
「ぼく(わたし)は、「本のタイトル」というお話を読みました。
この本を読んだきっかけは「○○○○○」です。
このパターンでいいでしょう。
読んだきっかけについてですが、仮にお母さんがすすめた本を読んだとします。正直に、「お母さんにすすめられたので」と書いてもいいのですが、ここはできれば、
「表紙の絵を見たとき、面白そうな本だと思ったからです」
「前に同じ作者の本を読んでみたら、面白かったからです」
「図書館でちらっと見てみたら、登場人物が可愛らしくて読んでみたいと思ったからです」
など、少しでも内容に関連したことを書けるといいでしょう。
お子さんが自分で選んだのであれば、お母さんがお子さんに「なぜ、この本を選んだの?」と聞いてみる、何らかの返答があるでしょうから、それを文にして表して書くようにしましょう。
低学年児童が書くコツは?
低学年の子が読書感想文を書く場合、コツは三段階に分けて構成することです。3段階とは 「はじめ」「なか」「おわり」です。
はじめ:先ほどの書き出しです。
なか:いちばん心にのこったことと理由
一番心に残った場面を書き、それはなぜなのか、どんなことが気に入ったのか、その場面の感想などを書きます。一番心に残った場面だからと言って、一か所である必要はありません。もしも、2~3か所あるなら、全て書いても構わないでしょう。
ここで、役立つアイテムが付箋です。読み終わってから、どの場面が楽しかったか聞いてみて、お子さんが答えたら、その場面に付箋を貼っておくとあとで書くときに便利です。
おわり:この話を読んで思っていること
「この本を読んで思っていること」と聞くと難しいかもしれませんが、本の内容から学んだこと(これから自分がしていこうと思うこと)を簡単にでも書けるといいでしょう。
まとめ
読書感想文と言うと、「あらすじを書かなければならない」と思っているかもしれませんが、あらすじは必ずしも書く必要はありません。
低学年の子があらすじを書くなど、元々難しくレベルが高いことですし、あらすじを書こうとすると、ダラダラと本の内容を書いてしまうことにもなり兼ねません。
「あまり難しく考えず、一番心に残っていることを中心に書けばよいと思うと気楽に書けます。お子さんが書けない時は、お母さんんがいくつか質問しながら誘導してあげるといいですね。
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