教員はブラックすぎるの?働き方改革は部活次第なの?

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 教員はブラックすぎるのか?働き方改革は部活次第なのだろうか?そんな疑問を持たざるを得ない状況を伝えるニュースがYahoo!のページに載っていました。

 調査結果や、知り合いの教員から聞いた話などを基に、教員の超過勤務や働き方改革について考えてみました。

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教員はブラックすぎ?

 教員の勤務状況はブラックすぎるのでしょうか?

 Yahoo!ニュースによると教員の仕事時間は世界最長とのこと。中学校で1週間の仕事時間は56時間だそうですから、週5日として1日平均11.2時間。完全に超過勤務ですね。

 48か国・地域の平均は週38.8時間ですから、それと比べても日本の教員がいかに働きづめかがわかります。

 中学校の教員の場合、部活動の占める割合が高いそうですが、小学校の教員の場合も、部活がないにも関わらず、毎日、超過勤務が続いているそうです。

 小学校教員の仕事時間は、15カ国・地域で最長の週54.4時間という結果が出ていました。

 知り合いから聞いた話では、中には、毎日14時間勤務の教員もいるとのこと。この場合だと、週に70時間にもなります。1日8時間労働として、超過勤務6時間。1週間で30時間。月4週として120時間の超過勤務。

 過労死ラインは月80時間の勤務外労働と言われているので、この教員の場合は完全に過労死ラインを超えています。

 横浜市の2018年の調査では、中学校が32.8%、小学校が8.1%の教員が月80時間を超えていたとのこと。

 この状況から考えても、やはり教員はブラックすぎと言えます。

働き方改革は部活次第なの?

 上記の横浜市の調査でも、中学校教員の超過勤務の要因は部活動でした。今、ちまたで叫ばれている働き方改革は、部活動次第で進むのでしょうか?小学校教員の状況から考えると、そう簡単には進まないと思います。

 部活がなくなれば、その分、中学校教員は確実に負担が減るでしょう。しかし、それだけでは、真の意味での働き方改革にはならないのではないでしょうか。

教員の仕事がブラックすぎる理由

 教員の仕事がブラックすぎ、働き方改革が進まない理由として、いかのようなことが考えられます。

授業時数増

 小学校では、来年度から高学年は外国語の教科化で、年間70時間の外国語科が始まります。中学年も外国語活動35時間行われます。また、既に行われている道徳の教科化により、授業準備の時間が多くなっています。

 かつては、毎日5時間授業で、低学年は午前授業(給食を食べて下校)の日もあったのに、今では6時間授業となっています。もちろん、低学年の午前授業などありません。

多岐にわたる仕事

 小学校教員は、基本、一人で全ての教科を担当します。学級担任なので、担任としての業務もあります。中学校教員は、学校規模・担当教科によっては、複数の教科を担当しているそうです。

教員数の問題

 このブラックすぎる現状に、若者の教員離れが加速されているだけでなく、そもそも、教員の数を増やす予算付けはされていません。

 国の支出における教育予算の割合や、教育予算の内の人件費の割合など、専門的なことはわかりませんが、教員の数が増えていないところを見ると、人を増やす予算付けはされていないはずです。また、予算付けされているとしても、十分とは言えませんね。

 昔から言われている35人学級は、せいぜい低学年のみ。また、「高学年の教科担任制」が話題になっていることもありますが、一向に具体化される気配はありません。

 以上の理由に加え、児童自体が荒れている学校、いじめや不登校に悩む教員、保護者対応に追われ心身ともに疲れ果てた教員もいるのですから、本当に大変です。

まとめ

 Yahoo!ニュースなどの記事をきっかけに、教員のブラックすぎる勤務状況や、働き方改革について考えてみました。

 勤務時間外は留守電にして電話対応をしないとか、勤務状況を把握するためのICカードの導入などが始まっている地域もあるそうですが…対処療法であり、根本的な解決とは言えません。

 教育予算を増やして教員自体を増やし、一人当たりの仕事の負担軽減を図らなければ、なかなか教員の働き方改革は進まないのではないでしょうか。

 この問題については、また考えてみたいと思います。

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