新型コロナの勢いがなかなか止まらず、インターハイなど次々と中止の決定がされています。
緊急事態宣言も延長される中、学校の休校も延長されていますが、果たして夏の甲子園は実施できるのでしょうか?
コロナ感染防止で中止の場合、ドラフトへの影響はどうなるでしょうか?
夏の甲子園 コロナ感染防止で中止か?
夏の甲子園の実施が危うくなってきましたね。
インターハイが中止になったからとかそういうことを抜きに考えても、実施できない可能性が高くなってしまいました。
理由は言うまでもなく、新型コロナの感染拡大。
少しずつ自粛の効果が現れているようです。しかし、緊急事態宣言の延長は決定し、
あとは地域と期間の問題のみ。
夏の大会に向けた地方予選は遅くても6月下旬には始まります。今のところ、緊急事態宣言は5月末までの延長が有力視されています。もし、その通りであれば、高校も含む学校は、基本的には5月末まで休校延長となります。もちろんその間、部活は自粛。
そうなると、6月1日に学校が再開して、ようやく練習が始まり、しかし、その3週間後には甲子園に向けた地方大会。
しかも、これは、学校再開後、すぐに部活動も解禁された場合の話。
「小学校の体育はしばらく自粛」
と文科省からの通知に書かれているという情報があります。
もしも、その通りだとすると…小学校の体育がダメなら、高校の部活動も自粛になると思います。そうなると…地方大会はできないことになります。
部活動が解禁されても、数週間で大会は厳しいでしょう。
他の大会が中止されていることを抜きにしても、高校野球の地方大会が開催されない可能性が高いと言えます。
夏の甲子園の予選が行われないのですから、甲子園も開催されないことになります。
ましてや、インターハイ中止、プロ野球も未だ開催されず、北海道のよさこいや、青森のねぷたなど夏のイベントがことごとく中止。
そんな中ですから、夏の甲子園も厳しいと言わざるを得ません。
夏の甲子園中止か?ドラフトへの影響は?
夏の甲子園が中止だった場合、ドラフトへの影響は大きすぎますね。
本来であれば、有力選手は地方大会から注目され、センバツで活躍した選手は夏までの伸びがチェックされたりします。
センバツでは目立たなかった選手が夏に向けて大きく成長していたり、センバツに出場していなくても、夏の大会で頭角を現す選手がいる場合もあります。
しかし・・・このままなら、センバツもなし、春季大会もなし、夏の地方大会、そして夏の甲子園もなしとなってしまいます。
選手の状態を評価する場が全くなくなってしまいした。
夏以降、部活動が解禁され、秋季大会、神宮大会などが行われたとしても、本来のパフォーマンスは発揮されない可能性があります。
今年のドラフトでは、高校生の場合
- 2年生までの成績
- 予想される身体能力(体格も含めて)
- プロで伸びる可能性
これらを見ながら判断するしかなさそうです。
プロで伸びる可能性も、本来なら甲子園や、甲子園に向けての地方大会で情報を集めて判断するところなのでしょうが、今年はそれができません。
プロのスカウト陣は大変ですね。
選手自体も大変でしょう。コロナの状況によっては、今年1年満足な練習や試合がないままプロへ進むかどうか、判断することになります。
よほど精神的にタフでないと、プロでやっていく自信が持てないかもしれません。
まとめ
今月中には話し合いがもたれ、何らかの方向性が出ることと思います。
- 通常開催
- 中止
- 無観客開催
選択肢はこの3つでしょう。
5月20日に、高野連の運営委員会が行われるので、ここで方向性が示されるのか…選抜の時と同様に、「方向性」が出ても、決定は先送りの可能性があります。
夏の甲子園は8月10日開催となっていますが、地方大会までは1か月ほどしかありません。何とか開催の方向で進めたい気持ちはわかりますが…。
どういう結論が出るにしても、センバツの時のように、一度は「無観客開催」と言いながら、ひっくり返って中止とはならないように、すぱっと決めてほしいですね。
無観客でも実施の方向性を出した後の中止はあまりにも選手の精神的ダメージが大きいと思います。それだけは、本当に避けてほしいですね。
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