現在、多くの小中学校、高校は休校しています。この休校が延長される可能性はあるのでしょうか。
延長ならいつまでなのか、GW明けに再開できるのか、夏休みはどうなるかについて考えてみました。
休校延長の可能性
今現在(令和20年4月25日)、小学校で95%、中学校で95%、高校で97%が休校になっています。その期日は、多くが5月6日までです。
- 延長して5月6日までになったところ
- 最初から5月6日までだったところ
- 既に5月末まで延長を決めたところ
各自治体によって違いますが、1番多いのが5月6日まででした。
しかし、ここにきて、延長の可能性が高まってきています。理由は「感染拡大が止まらないこと」です。
- 東京では感染者数の伸びが鈍化した
- 北海道では「リンクがわかっている」
と言われますが・・・鈍化しても、東京では連日感染者100名を超え、北海道も病院内でのクラスターもあり、連日2桁の感染者数です。
また、25日、札幌では1日最多の26名が感染し、このうち7割が感染経路不明。更には高校生の感染もありました。
差はありますが、この傾向は他府県でも見られます。延長の可能性は高いと思われます。
休校延長はいつまで?
では、いつまで休校延長される可能性が高いのでしょうか?
- 5月末まで
ではないかと思います。
なぜ5月末なのか…1番の理由は、既に5月末まで延長を決めている地域があることです。特定警戒都道府県とされた愛知県、茨城県、岐阜県に加え、群馬県と奈良県の合計5県は5月31日まで休校延長を決めています。
その他、北海道など23都道府県でも休校延長を検討しています。
政府は専門家の意見を聞きながらギリギリまで様子を見るようですが、早めの判断を望む声が多いですよね。
既に延長を判断したことに対して賛否両論ありますが、早めに判断したことについては評価されています。
非常事態宣言は地域ごとに解除、延長の可能性もありますが、多くの学校で、5月末まで休校延長になると予想しています。
4月、休校が延長されたところと北海道のように再開したところもありました。それに対して「学校間の学力差が開く」との指摘されていたものの、結局は今、9割以上の学校が休校しています。
結果的には5月末までの延長が主流になり、学校間の差をなくす方向に動いていきそうな気がするのですが・・・。
GW明けに再開の可能性は?
休校は5月末まで延長されると予想していますが、ゴールデンウィーク明けに再開する可能性がないわけではありません。
現時点では、5月7日から再開ですから、専門家が延長を進言せず、総理が非常事態宣言を解除すれば、ほとんどの学校が再開するでしょう。
もちろん、感染拡大が続く地域は、5県の他にも休校延長するかもしれませんが、いずれにしても、非常事態宣言がどうなるかが大きく影響しますね。
※2020.4.28更新
非常事態宣言に関係なく、休校延長する県が多くなってきました。北海道は、「5月末案が出てきました」程度の報道ですが、どうなるのでしょうか。可能性としては・・・ゴールデンウィーク明けの開校はなく、5月31日までの休校延長でしょうね。
休校延長なら、夏休みはどうなる?
5月31日まで休校が延長された場合、夏休みはどうなるでしょうか?
既に夏休みが減ることを指摘している市長がいますが、間違いなく日数は減るでしょうね。
文科省が
- 標準時数を下回ってもいい
- 授業時数を減らして行事や学習内容を精選していく
などの方針を出せば話が別。
しかし、現状では
- 夏休みの利用
- 土曜授業
- 7時間授業
などを言われています。
時数は確保してやるべきこと(学習指導要領、標準時数)をしなさいということなのでしょうね。
文科省がそういう考えですから、夏休みを減らす以外、休校の日数を取り戻す方法はないと思います。何日、減らすかは各自治体での判断になるでしょうが、休校延長なら、夏休みが減ることは間違いないでしょうね。
仮に、5月末まで、ほとんどの学校が都道府県で休校延長したとして…何が何でも、予定していた学習内容を、残り10か月間に詰め込まなければならないものなのでしょうか?
夏休みを減らすことで授業時数は確保できるでしょうが、濃い10か月間になることには変わりありません。学習内容を減らすとか、そういうことは考えられないものなのでしょうか?
今年度から始まる外国語は時数を減らしてよいとか、総合の時間を縮小して行うとか、ある程度、融通を利かせてもよいと思うのは、素人判断なのでしょうか。
学力低下を心配する声もありますが…それは今年1年という短い期間で見るからであって、子どもたちの将来を長いスパンで見れば、取り戻すことはいくらでも可能だと思うのですが…。あくまでも、素人の一意見です。
まとめ
今の感染状況なら、愛知、茨城、岐阜などのように休校延長もやむを得ないように思います。
また、休校延長の場合、間違いなく夏休みが減るでしょう。
今、子どもたちは学校を休んでいますが、様々な制限をされながらの休みです。夏休みが減ってしまったらかわいそうな気もするのですが…。
※2020.4.30追記
どうやら非常事態宣言は延長されるようで、休校も延長という時に、文科省から学校再開の指針が出るとか…小1・小6・中3を先に分散登校させるのも選択肢だとか…感染が広がっているので延長なのに、先に分散登校ですか…。しかも、学級をいくつかのグループに分けてとか言っていますが、そんなに職員の人数はいないですよね。あんまり現実的ではないように思うのですが。
※2020.5.4追記
正式に、非常事態宣言が5月31日まで延長されましたが、休校に関しては各自治体によって判断が分かれそうです。
感染の状況が違いますし、特定警戒地域とそれ以外での扱いが違っているところがあるからでしょうね。そもそも、「学校再開は各自治体で判断」と言われているので判断がまちまちなのも当然でしょう。
「学校間の格差」「学力差」「不公平」と言った声がありますが…国で統一しない以上、仕方がないのでしょうね。東京や北海道(札幌とその近郊)は、まだまだ感染者数が多いので再開づべきではないのでしょうね。
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