ウォーレシアとは…場所はどこなのでしょうか?また、そこはどんなところなのでしょう。福山雅治が進化の不思議に迫ります。
ウォーレシアの場所は?
東南アジアの島々はウォーレシアと呼ばれています。
ジャワ島、バリ島、ボルネオ島より東側と、ニューギニアと東チモールの西側にあるインドネシア中心部の島々なのですが、生物地理学的な区分なので、グーグルマップなどで「ウォーレシア」と検索しても見つかりません。
その由来は、アルフレッド・ラッセル・ウォレス。
アルフレッド・ラッセル・ウォレスは、19世紀に活躍していたイギリス人の生物学者、探検家です。
ウォーレシアは深い海峡によってアジアともオーストラリア大陸とも隔てられていて、長い歴史の中で、大陸とつながったことが一度もない島です。
ウォーレシアはどんなところ?
大陸とつながったことが一度もないため、何らかの理由で島々に辿り着くことができた幸運な生き物にとっては、天敵の少ない、まさに楽園でした。
「常識外れの進化の魔法」がかかった奇想天外な動物たちの楽園とも言われています。
- コモドドラゴン
- クロザル
- バビルサ
- ホビット
弱肉強食とは無縁な世界だったことが、他の地域とは違った進化をもたらしたのです。

コモド島には野生のコモドオオトカゲが住んでいます。コモドドラゴンとも呼ばれる…どう見ても、オオトカゲというよりもドラゴンなんですよね。体調3m、体重は100kgを超えるなんて、驚きの進化です!
コモドドラゴンは、自分よりも大きな水牛を狙います。歯の裏に毒を持っているので、足元にがぶりと噛みつき、あとは毒が回って弱るのを待つのみ。
他に天敵となる肉食動物がいないので、仲間で水牛を食べつくす…そうして進化してきたとはいえ、その様子を映像で見ると、憎らしい感じもしてきます。
ウォーレシア 福山雅治が進化の不思議に迫る
弱肉強食のルールから外れた、独特の平和な世界。そこから生み出された生きものたちの進化の不思議。今回も福山雅治さんが生き物の不思議に迫ります。
動物たちを見事に捉えた映像、そして、福山さんの落ち着いた語り。今回も映像と語りに引き込まれてるうちに、あっという間に終わる50分間なのでしょうね。
ウォーレシアは進化のワンダーランド…見ていて納得しました。
自然のこととはいえ、実にうまくできていますよね。クロザルにしても、 スラウェシ島には天敵となる大型の肉食獣はいない。そして、食べ物となる植物が育つのに適した火山性の土壌。敵に襲われることなく、食べ物にも恵まれ、表情で仲間同士コミュニケーションをとる術を身に付け、進化してきたのです。
まとめ
「ホットスポット・最後の楽園season3 第3回 進化の魔法 息づく島々~東南アジア ウォーレシア~」は、2020年3月29日に放送されます。
ウォーレシアの不思議な生き物たち…確かに「進化の魔法」がかかったようですね。
※次回の「ホットスポット・最後の楽園season3 第4回」の舞台はエチオピアです。
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