「サビオ」と聞いてなにを思い浮かべるでしょうか?ほとんどの地域の方はわからないかもしれませんね。
実は、北海道で親しまれていたサビオが復活します。
サビオとは何なのか、なぜ復活するのかについてまとめました。
サビオとは
サビオとは、絆創膏のブランドです。
かたかた表記からもわかるように、元々は外国のブランドでした。北欧、スウェーデンのセデロース社の絆創膏だったのです。
セデロース社が日本に進出したのが1963年。今から50年以上も前のことです。
サビオは、ライオンによって全国販売されたものの、2002年には販売終了となりました。
サビオって方言ではないの?
サビオって方言だと思っている方がいらっしゃいますが、上記のようにセデロース社の絆創膏ブランドです。もともとは、方言でも何でもありません。
では、なぜ方言だと思われたのでしょうか?
地域によっては、「絆創膏=サビオ」だと思われ、
「絆創膏を下さい」と言わずに、「サビオ下さい」と言っていたのです。
その代表格が、北海道です。
私も子供の頃、絆創膏=サビオだと思っていました。確かにサビオは絆創膏に違いないのですが、数あるブランドのうちの一つに過ぎないのです。
- バンドエイド
- ラビンエイド
- カットバン
と同じように、商標名なのです。
しかし、北海道では、絆創膏と言わずに、子供の頃からサビオと言っていました。
もちろん、北海道の人、全員がそう言っていたわけではないでしょうし、今の若い人たち、少なくとも2002年以降に生まれた人は、
サビオってなに?
と思うでしょうね。
なぜ、北海道では「サビオ」が根付いたのかわかりません。しかし、北海道で長く親しまれた絆創膏が「サビオ」だったのです。
「サビオちょうだい」と言って通じるのが北海道だけ。他の地域の人々は「サビオってなに?」と疑問に思ってしまう…という意味では「方言」だと思われても仕方がないかもしれませんね。
※新潟県佐渡島、和歌山県、広島県でも、絆創膏をサビオと言う人が多いそうです。
サビオが復活するのはなぜ、いつから?
販売が終了して約18年、サビオがついに復活します。
- 柔らか素材で快適
- 防水性のあるテープで便利
- 薬剤付パッドで消毒・保護され安心
このような、北海道の人たちが絆創膏を選ぶ際のポイントを取り入れ、新しくなったサビオが4月から北海道で販売されます。
なぜ、復活するのか・・・それは、北海道民に長きにわたって親しまれてきたからです。
未だに、絆創膏のことを「サビオ」と言ってしまう人々にとって、懐かしい以外の何物でもありません。
まして、快適・便利・安心であれば、なおさら買いたくなりますね。
確かに、絆創膏は色々と発売されています。しかし防水性に優れず、濡れたらすぐにはがれてきたり、パッドがただのガーゼ?と感じるものもあったりします。
中には、皮膚が弱いのか、絆創膏でかゆくなる人がいます。
しかし、昔から「サビオ」はそうではなかったように思います。
北海道民の心をつかんだブランド、サビオが進化して復活。きっとヒット商品になるでしょうね。
まとめ
サビオが復活するのは4月からです。
まだ、4月の何日発売かわかりませんが、確実に販売されるものと思います。
日常的に、ちょっとした怪我で使う絆創膏。北海道では、今でも「絆創膏と言えばサビオ」という方が多数いるはずです。復活が待ち遠しいですね。
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