ドラえもん0巻が発売され、大ヒットとなっています。いったい、ドラえもん0巻とは、どのようなものなのでしょうか。
ここでは、ドラえもんファンなら必見の理由や感想などを書いています。
ドラえもん0巻とは
ドラえもん0巻とは、23年ぶりの新刊です。新刊と言っても、もともと存在していた第1話を集めたものです。
しかし…その第1話が6種類もあったことはご存知だったでしょうか?
ドラえもん第1話は、1969年に発表されました。その時は、小学館の6種類の雑誌に発表されました。未就学児、幼稚園、小学校1年生~4年生が対象だったため、それぞれの発達段階に合わせて第1話を変えていたそうです。
その6種類の第1話を全て集めたものが、今回発売される「ドラえもん0巻」なのです。
第1話6種類は、ほぼ当時のまま。カラーページについてもそのまま再現して、6種類を読み比べできるのですから、発売と同時に重版するほどの人気であることがわかります。
0巻の中味は以下のようになっています。
※全て第1話です。カッコ内は雑誌名
- ドラえもんあげる(よいこ)
- ドラえもんがやってきた(幼稚園)
- ドラえもん登場!(小学一年生)
- 未来から来たドラえもん(小学二年生)
- 机からとび出したドラえもん(小学三年生)
- 未来の国からはるばると(小学四年生)
その他、以下のような内容も収録されています。
- 愛妻ジャイ子(小学三年生の第2話)
- ハイキングに出かけよう(小学五年生の第1話)
- 予告
- ドラえもん誕生
- ドラえもん誕生背景/各話解説
- 「ドラえもん」1~45巻一覧
0巻がドラえもんファンなら必見の理由
0巻がドラえもんファンなら必見の理由は、やはり第1話が6種類を読み比べできること。よほどのマニアでなければ、第1話が6種類あったことなど、 知らなかったのではないでしょうか?
また、必見の理由は、以下のように、今と違うドラえもんが見られることもあります。
◎ドラえもんが4つ足歩行している
◎タケコプターなしで空を飛んでいる
◎ひみつ道具を使わない
◎スネ夫がガキ大将
◎ジャイアンが穏やかな表情でかわいい
◎しずかちゃんはバイオリンが上手だった
ちょっとネタバレにもなってしまいますが、テレビ番組でも放送されていますので…
ドラえもんが、「たぬき」と言われると、「猫型ロボット!」と言い返すシーンが時々ありますが、第1話では、動物のイメージで「4つ足で走り出す」シーンがあるのでしょうね。
それにしても、ドラえもんの全体の形が、やぼったいというか、ぼたっとしているというか…
ドラえもん0巻の感想
とにかく、今のドラえもんとの違いに驚きますね。誕生から50周年そいうことですし、読者の世代に合わせた第1話ですから、違いがあって当たり前ですが…
50周年の重みを感じるとも言えます。
予告編では、まだキャラクター設定が出来ていなくて、机から飛び出すドラえもんの姿もなければ、「ドラえもん」という名前すら出ていなかったのですから、今との違いが多くても当然なのでしょうね。
第1話6種類というのは、初期設定に迷う姿なのかもしれません。
しかし、それ以上に、読者のことを考えてあえて設定を変え、それぞれのキャラクターを固定しなかったのでしょうね。
さすが、藤子・F・不二雄さんと言うべきか!
まとめ
ドラえもん0巻、大ヒットするのもわかりますね。本屋さんでは、店頭にはないところもあります。早く手に入れたい場合はネットの方が早いかもしれませんね。
ドラえもん誕生50周年に相応しい企画ですね。
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